ひろゆき「ルールを守るより、ルールを作る側のほうが儲かる」

日本ってF1って決められたルールの中で戦おうとするんですよ。でも、ヨーロッパの人たちって、F1のルールをどう作ったら、俺たちが有利になるかで争いをするんですよ。

経済とかビジネスも、実はルール通りにやるより、ルールを作る側のほうが儲かるし、得をするは日本以外の国ではそういう感覚で動いてる人が多いんですよ。

ルールを作る側のメリット

ビジネスの世界では、「ルールに従う側」よりも「ルールを作る側」の方が、圧倒的に有利です。ルールを作る側には、様々なメリットがあり、成功への道を切り開く可能性が高まります。

主導権を握り、競争を有利に進める

ルールを作るということは、市場や業界の動向を先読みし、自社に有利なようにゲームの土俵を設定するということです。 例えば、独自の技術やサービスを基に業界標準を確立できれば、競合他社を大きくリードすることができます。

高い収益性を確保

ルールを作ることで、参入障壁を築き、競合他社を排除したり、価格決定権を持つことができます。 これは、高い収益性を確保し、安定的な経営基盤を築く上で非常に重要です。

ブランド力向上

業界標準となるルールを作ることで、ブランドの認知度や信頼性を向上させることができます。 「〇〇といえばこの会社」というイメージを確立できれば、顧客からの支持を集めやすくなります。

イノベーションを促進

既存のルールにとらわれず、新しいルールを作ることで、イノベーションを促進することができます。 常に変化を恐れずに挑戦することで、新たな市場を創造し、さらなる成長を遂げることが可能になります。

ルールに従う側のデメリット

ビジネスの世界では、ルールを作る側が主導権を握り、市場を有利に動かすことができます。 逆に、ルールに従う側は、その影響を大きく受け、様々なデメリットに直面する可能性があります。

変化への対応が遅れる

市場や技術は常に変化しています。ルールを作る側は、変化を先取りしてルールを改変できますが、従う側は対応が後手に回り、競争力を失う可能性があります。 例えば、業界の規制が変わったり、新しい技術が登場した場合、ルールを作る側はすぐに対応できますが、従う側は対応が遅れ、市場での地位が危うくなる可能性があります。

価格競争に巻き込まれる

ルールに従う側は、価格やサービス内容で差別化を図ることが難しく、価格競争に巻き込まれやすくなります。 これは、利益率の低下や、場合によっては赤字経営に陥るリスクも孕んでいます。

独自の戦略を展開しにくい

既存のルールに縛られることで、自由な発想や独自の戦略を展開しにくくなります。 常に他社の動向を気にしながら、既存の枠組みの中で事業を行う必要があり、大きな成長を阻害する可能性があります。

新規参入が難しい

ルールを作る側が参入障壁を高く設定している場合、新規参入が難しくなります。 これは、新しいアイデアやビジネスモデルを持つ企業にとって、大きな壁となります。

依存体質に陥る

ルールを作る側に依存することで、自社の力で問題解決や意思決定を行う能力が低下する可能性があります。 常に指示を仰ぐ必要があり、主体性や自律性を失ってしまう可能性があります。

不利益を被る可能性

ルールを作る側は、自社に有利なようにルールを設計する可能性があります。 従う側は、意図せず不利益を被る可能性があり、常に注意が必要です。

ルールを作る者の具体例

ビジネスの世界で成功を収めるには、ルールに従うのではなく、ルールを作る側に回る必要があると言われています。 マイクロソフト、Google、Amazonといった巨大企業は、まさにこの戦略を体現した好例と言えるでしょう。

マイクロソフトは、Windows OSというルールを確立することで、パソコン業界を席巻しました。 Windowsは、パソコンの基本ソフトとして世界中で利用されており、アプリケーションソフトの開発環境としても標準となっています。 これにより、マイクロソフトは莫大な収益を上げるとともに、パソコン業界における圧倒的な地位を築きました。

Googleは、検索エンジンのルールを作り、インターネット広告で莫大な収益を上げています。 Googleの検索エンジンは、世界中のユーザーに利用されており、その膨大なデータを利用した広告配信は、非常に高い効果を上げています。 Googleは、検索エンジンの精度向上に継続的に投資することで、ユーザーの利便性を高め、自社の競争力を強化しています。

Amazonは、ECサイトのルールを作り、小売業界に大きな影響を与えています。 Amazonは、低価格と豊富な品揃え、そして便利な配送システムを提供することで、多くの顧客を獲得しました。 また、出店者向けのプラットフォームを提供することで、多様な商品を販売できる環境を構築し、EC市場の拡大に貢献しています。

これらの企業は、いずれも独自のルールを確立することで、市場を支配し、莫大な利益を上げています。 ルールを作ることは、競争優位性を築き、持続的な成長を遂げるための重要な戦略と言えるでしょう。

しかし、ルールを作ることは容易ではありません。 そのためには、市場を深く理解し、顧客のニーズを捉え、革新的な技術やサービスを開発する必要があります。 そして、常に変化を恐れず、新しいルールを創造し続けることが重要となります。

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